8日にNYのイベント会場ピア92で開催されたヴィクトリアズ・シークレット・ファッションショー2018。日本では12月23日に初放送されますが、それに備えて今回のショーの注目ポイントを8つをご紹介!
1 今年のショーは7セグメント
毎回、いくつかのテーマごとにセグメントに分けられているヴィクトリアズ・シークレット・ファッションショー。『WWD』によると、今年のセグメントは「Glam Royale」「Golden Angel」「Flights of Fancy」「Floral Fantasy」「Team Pink」「Downtown Angel」「Celestial Angel」の7つ。ショーのオープニングは「Glam Royale」のトップを飾ったテイラー・ヒル。
Glam Royale
Golden Angel
Flights of Fancy

このセグメントを締めくくったのは1億円相当のファンタジー・ブラを身につけたエルザ・ホスク。Newscom / Zeta Image
Team Pink
Floral Fantasy
Downtown Angel
Celestial Angel
2 パフォーマーが1名追加に
ショーの前の週に、ランウェイでパフォーマンスを行う7名のアーティストが発表されていたけれど、『Harpers Bazaar』によると、ショーの2日前にR&Bシンガーのリーラ・ジェームズが追加されました。リーラは「Glam Royale」のセグメントで映画『グレイテスト・ショーマン』のヒット曲『This Is Me』を熱唱。
3 卒業のアドリアナがランウェイで涙
ショー直前に今年のショーでヴィクトリアズ・シークレットを卒業することを発表したアドリアナ。今回、アドリアナは2回ランウェイを歩いたけれど、『USA Today』によると、1回目の登場の時は、まずアドリアナの過去の名シーンをまとめたビデオが流され、その最後に「Thank you」という感謝のメッセージが映し出された後、アドリアナがランウェイに登場するという、特別な演出があったのだとか。
その後、観客が大歓声をおくるなかランウェイを歩いたアドリアナの目に光るものが! いつもならランウェイの先端でセクシーポーズを決めるアドリアナですが、この時は胸に感極まった表情。
4 ベハティが産休を経て復帰
夫アダム・レヴィーンとの長女ダスティ・ローズちゃん、次女ジオ・グレースちゃんの妊娠・出産のため、2016、2017年のショーは欠席だったベハティ・プリンスルーが3年ぶりにランウェイに復帰! 今年はアダムも会場に来ていて、『marie claire』によると、ベハティが登場するとアダムは大興奮で歓声をおくり、ベハティもランウェイからアダムを見つけると、笑顔でアダムを指さしていたそう!
5 ケンダル、ジジが復帰!
昨年、シャンハイで行われたショーは欠席だった親友同士のケンダル・ジェンナーとジジ・ハディッドが今年のショーには復帰。ケンダルは『People』に「戻って来れてうれしい。私たちまた一緒よ」と親友のジジとベラと一緒に出られることに喜びのコメントをしていたそう。
6 The Weekendが客席から恋人ベラに声援
パリで行われた2016年のショーでパフォーマンスを行ったザ・ウィークエンド。その時は、ベラと破局した直後で、しかもランウェイでベラとの気まずい共演があったのは記憶に新しいところですが、今年、ふたりはめでたく復縁し、ザ・ウィークエンドはベラを支えるボーイフレンドとして今年のショーに参加。
『Harpers Bazaar』によると、座:ウィークエンドは客席でベラの母ヨランダと並んで着席し、ベラがランウェイを歩いてくると、立ち上がってスタンディング・オベーションをおくっていたそう。
7 ショー終了後はバーガー!?
ショーの前は、ダイエットとエクササイズに励む代わり、ショー終了後は好きなものを食べるモデルも多いよう。『Cosmopolitan』によると、6年ぶりにヴィクトリアズ・シークレット・ファッションショーのランウェイに戻ってきたバーバラ・パルヴィンと交際中のディラン・スプラウスは、バーバラのために人気バーガー「Shake Shack」のテイクアウトを持参してアフターパーティーのピンクカーペットに登場。「理想のボーイフレンド」と絶賛されました。
8 エド・ラゼック氏がトランスジェンダーモデルに関する発言を謝罪
今、ファッション界で多様性が重要視されているなか、今年もトランスジェンダーやプラスサイズのモデルはヴィクトリアズ・シークレット・ファッションショーには登場しませんでした。
このことについて、VSの親会社「L Brands」社のチーフ・マーケティング・オフィサーのエド・ラゼック氏が『Vogue』のインタビューで、「トランスジェンダーのモデルをショーで起用すべきだと考えなかった」とコメント。なぜなら「ショーはファンタジーだから」。
ラゼック氏は「我々がトランスジェンダーモデル、プラスサイズモデルをショーに出演させるかどうか、検討したかを聞いているならば、しました」「我々はプラスサイズモデルのためのスペシャル番組をやろうとしました(2000年に)。誰も興味を持ちませんでしたし、今もないです」と語りました。
しかし、10日にラゼック氏はヴィクトリアズ・シークレットのTwitterを通じて、彼のコメントが「無神経な印象を与えた」ことを謝罪。
Please read this important message from Ed Razek, Chief Marketing Officer, L Brands (parent company of Victoria’s Secret). pic.twitter.com/CW8BztmOaM
— Victoria's Secret (@VictoriasSecret) 2018年11月10日
「ヴィクトリアズ・シークレット・ファションショーにトランスジェンダーモデルを入れることに関する私の意見が無神経なものとして伝わりました。謝罪します。誤解がないように言うと、我々はヴィクトリアズ・シークレット・ファッションショーにトランスジェンダーモデルをキャストします。キャスティングに何人かのトランスジェンダーモデルが来ましたが、彼らは他の人々と同様に合格しませんでした。しかし、それはジェンダーが理由ではありません。私は彼らの本当の自分を受け入れるための旅を賞賛し、リスペクトしています」。
トランスジェンダーモデル、プラスサイズモデルの登場は来年への課題となったようです。