1日、イタリアで開催中のベネチア国際映画祭で『アリー/ スター誕生』のワールドプレミアが行われ、主演レディー・ガガと監督・主演を務めたブラッドリー・クーパーが登場しました。
レッドカーペットには本年度のカンヌ国際映画祭で審査員長を務めたケイト・ブランシェットをはじめ、スーパーモデルのイリーナ・シェイク、世界的デザイナーのドナテラ・ヴェルサーチなど世界的なセレブが駆けつけ、淡いピンクのファードレス姿のレディー・ガガとブラッドリー・クーパーが登場すると、会場は地鳴りのような歓声が沸き起こりました。
ワールドプレミア試写では、ガガ演じるアリーが初めてステージに上がりメイン楽曲「Shallow」を歌うシーンで上映中にも関わらず会場から拍手喝采が起きる異例の称賛、上映後にはガガとブラッドリーにスタンディングオベーションで割れんばかりの拍手が起きたそう。
同日には記者会見も行われ、映画初主演となったガガは、「この作品にはとても美しいストーリーがあり、世界中の人々の心を動かす物語だと思う。そこには愛、人間としてのプライドがあるの。多くの人に観てもらえる機会を楽しみにしているわ」と作品への自信の程を語りました。アリーのキャラクターついては、「私はあまり容姿に恵まれていなかったから、レコード会社の上層部はわたしの歌を他の歌手に歌わせたがったけれど、私は戦ったの。私は自分のやり方でやりたかった。常に自分の歩む道は自分で決めたかったのよ。そこがアリーと同じところね」とコメント、どんな逆境に置かれても“ありのままの自分”を信じ続けるアリーと自身を重ね合わせました。
役作りについては「映画のスクリーンテストのとき、ブラッドリーはメイク落としをわたしの顔に置いて、メイクはいらないと言ったの」と明かし、「不安定な状態になるんだけど、でもブラッドリーはわたしの中からそういう“脆さ”を引きだしてくれた。アリーを演じるにあたって、彼はより私を自由にしてくれたの。ここに100人の人がいて、たとえ99人が自分を信じてくれなくても、ただ1人の人が信じてくれればいい。それがブラッドリーだったのよ」とブラッドリーに絶大な信頼を寄せている様子。印象的なシーンでは先述の初めてアリーがステージで歌うシーンを挙げて、「ブラッドリーが“感じるままに楽しんでやればいい”と言ってくれたからそうした。まるで人生で初めて歌うような気持ちがして、忘れられない経験だったわ。とてもスペシャルな体験だった」と語りました。
また初監督兼主演を務めたブラッドリー・クーパーは、「ガガを主演にこの物語を撮ることができたことは、とても幸運だった」と断言。「僕が演じたジャクソンは、自らの名声については全く気にかけていない。彼は自分の意志を大事する。そうしてアリーと運命的な出会いをするんだ」と自信の役柄について語り、「僕にとっての名声は“一瞬にして訪れて去ってゆくノイズ”のようなもの。あとに残るのは孤独。そんなリズムをこの映画にも持たせたかった」と監督として導きたかった作品の方向性について明かしました。
『アリー/ スター誕生』
2月21日(金)全国ロードショー
配給:ワーナー・ブラザース映画
©2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
公式サイト
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