18日、トム・クルーズが伝説のスパイ、イーサン・ハントを演じる大人気アクション映画『ミッション:インポッシブル』シリーズ最新作『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』の記者会見が行われ、昨日、来日したトム・クルーズ、サイモン・ペッグ、ヘンリー・カヴィル、クリストファー・マッカリー監督が登壇。
トムはスタントを使わず、自身でアクションシーンを演じていることでも知られていますが、今作ではトムが撮影中に足首を骨折し、撮影が中断したことも話題となりました。
その時のことを振り返り、トムは「壁にぶつかった瞬間に折れたとわかった。でも演技の構成上、カメラの前を走ることになってたんで、痛かったけど立ち上がって走りました。それからテントの中にいた監督に足首が折れたと言いました」とコメント。病院へ行ったところ、復帰に9カ月ぐらい罹ると言われたそうで。しかし、トムは「6週間で戻りたい」と医師に告げ、その言葉通り6週間で戻ったのだそう。そして足首は折れたままだったにも関わらず、その後もアクションシーンを演じたと語りました。
そんなトムの撮影を間近で見ていたサイモンは、「いちばん覚えているのは、レベッカ・ファーガソンと一緒にトムがヘリコプターに乗っているシーンを撮影するのを見ていた時です。後から、それがアクションだったと知ったのですが、トムがヘリコプターから落ちたので、僕たちは恐怖でおののきました」と振り返り、「トムのケガが話題になっていますけど、撮影でケガしたのはトムだけじゃありません。僕も紙で手を切ってしまって、それで3週間撮影が止まりました」と冗談をとばしていました。
一方、ヘンリーが「トム、マッカリー監督と一緒に仕事ができたのは最高の経験でした。素晴らしい2人の紳士と……」と述べると、サイモンが咳払いして存在をアピール。ヘンリーは「類い稀なる才能を持つトム、監督、そしてもちろんサイモンと一緒に仕事ができたのはよかったです」と語っていました。
シリーズ1作目から20年経った今も、激しいアクションにチャレンジし続けているトム。その理由を聞かれると、、「私はキャリア全体を通じて、チャレンジしています。興味があるんです。観客のために。私は人生を映画づくりに捧げていて、映画づくりは最大のパッション。世界各地で映画を作り、こうしてみんなとシェアできるのが喜びです。他の生き方はわかりません」と映画づくりへの思いを明かしました。
そんなトムについて、サイモンに自分だけが知っているトムの秘密を教えてという質問も! これにサイモンは「トムはとてもオープンな人なのですが、彼を取り巻くミステリーは真相よりおもしろい。彼はハードワーカーで仕事が大好き。100%全力投球する人です。本当のことの方が退屈かもしれませんが、簡単にいうと真っ直ぐな人」と語るとトムが「サイモンの秘密を教えちゃおうかな」と言い出すひと幕も。
トムによると、「サイモンは身体を鍛えていて、腹筋が6つに割れているシックスパックの持ち主なのだそう! しかしトムが甘いものを食べさせたので、自慢のシックスパックがピンチに陥ったのだとか。サイモンは「トムは人に糖分を与えるコトで有名。彼のお気に入りはココナツケーキだけど僕らはクルーズケーキとよんでいて、そんな邪悪なものが自宅に送られてくるんだ。もう抵抗できませんね」と諦め気味に話していました。
また、『マン・オブ・スティール』でスーパーマンを演じたヘンリーに、スーパーマン役との違いを訊ねる質問もあり、ヘンリーは「ここだけの話、スーパーマンはほとんどがCGだったんですけど、今作ではスタントは全部自分でやりました」と振り返っていました。
『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』
8月3日(金)日本公開 2D/3D/IMAX/4D
配給:東和ピクチャーズ
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