カイリー・ジェンナーが、米経済誌『Forbes』の表紙に登場しました。
アメリカの女性ビリオネアを特集している最新号で、カイリーはセルフメイドな(自力で成功した)リッチなアメリカ女性のひとりとして紹介されているのだとか。『Forbes』によると、カイリーの現在の推定資産はなんと9億ドル! 現在、20歳で8月に21歳になるカイリーは、アメリカで最も若いセルフメイドなビリオネアになるであろうと伝えています。
そんなカイリーのビジネスといえば、リアリティ番組、「Puma」などのブランドの広告、ケンダルとのアパレルブランドなどに加えて、2年前に立ち上げた「Kylie Cosmetics」がメイン。カイリーはこの会社を100%所有しており、29ドルのリップキットからスタートした「Kylie Cosmetics」はこれまでに6億3000万ドル以上売り上げているそう。
その成功の鍵は1億人以上のソーシャルメディアのフォロワーでカイリーは「ソーシャルメディアは素晴らしいプラットフォーム。ファンとカスタマーに簡単にアクセスできる」とコメント。
その一方、「Kylie Cosmetics」のスタッフは、フルタイムの従業員が7人でパートタイムは5人。製造、パッケージング、セールス、発送などはすべてアウトソーシング。そしてファイナンスとPRは母クリスの担当。クリスは子供たちそれぞれからマネジメント料として10%を受け取っているのだそう。
一家揃ってビジネスに熱心なカーダシアン/ジェンナーファミリーですが、一家のリアリティ番組『カーダシアン家のお騒がせセレブライフ』が初めて放送されたとき、カイリーは10歳。そしてキムがモバイルゲーム、ケンダルがモデル、兄ロブがソックスなどそれぞれビジネスを展開するなか、カイリーは「自分でできる何かを探すのにちょっとの間、苦労した」のだとか。
母の指導のもと、最初はモデルにもチャレンジしたカイリーですが、カメラの前で育っただけに、カイリーは自分の外見について“早熟”で、唇が薄いことが最大のコンプレックスだったとのこと。そして6年生の時からパープルのアイシャドウをつけ、「メイクアップは自分に自信を持つ助けになると気づいた」と語っています。
それからYoutubeやテレビ出演の時にプロにしてもらうメイクから学んだというカイリー。そして2014年頃からカイリーのリップが大きくなったというのがゴシップネタになり、ソーシャルメディアでもバイラルに。2015年5月にカイリーはリップフィラーを注入したことを認めましたが、このリップネタは、それまで一家のなかで陰が薄かったカイリーが脚光を浴びるきっかけになりました。
その一方で、カイリーは2014年8月に「kylie Lip Kits…for the perfect pout」という商標登録していたそうで、モデル業で稼いだ25万ドルを使って、最初の1万5000個のリップキットの製造を業者に発注。それを、数カ月かけてInstagramで宣伝し、2015年11月30日に売り出したところ、瞬く間に完売。
姉キムがブレイクしたきっかけは、セックスビデオ流出というゴシップネタでしたが、カイリーのリップもゴシップをてこにブレイクしたともいえるのかも!
そうした経緯を経てコスメビジネスで大成功したカイリー。リッチな家庭に生まれ、子どもの頃からテレビに出ていた有名人で、凄腕ビジネスパーソンな母の指導があったので、本当に「セルフメイド」かどうかは微妙なところ。でも20歳で資産9億ドル(約990億円)というのは、スゴイ。想像を絶するリッチぶりです。