26日、パリのハイジュエラー「ブシュロン」の創業160周年と日仏友好160周年を記念したオリジナルショートフィルムの『Cinder Ella ~ある愛と自由の物語~』の制作発表会が行われ、主演のレティシア・カスタと高橋一生さんが登場しました。

左から、ブシュロン本社CEOエレーヌ・プリ=デュケン、高橋一生さん、レティシア、関和亮監督、脚本家の本谷有希子さん。
「ブシュロン」は1858年に創業し、パリ・ヴァンドーム広場にブティックを構えた最初のジュエラー。自由で大胆な精神をもとにフランスのジュエリー界を牽引し、常に新たな挑戦をし続けてきました。『Cinder Ella 〜ある愛と自由の物語〜』はシャルル・ペローの「シンデレラ」を再解釈した作品でテーマは自由な精神。誰もが知るおとぎ話をモチーフに、異なる環境に生きるふたりのラブストーリーが描かれ、誰も観たことがない物語になっているそう。

クレジットBOUCHERON
主演のレティシアは「ブシュロン160周年」のアンバサダーで、フランスでカリスマ的人気を誇る女優。「日本のクリエイター、俳優と一緒に仕事をすることにワクワクしました」とオファーを受けた時の心境を振り返り、「言葉、文化の違いは感じましたが、挑戦を経て素晴らしい作品ができたことをうれしく思っています」とコメント。

クレジットBOUCHERON
オリジナル脚本は芥川賞作家でもある本谷有希子さんが手がけています。本谷さんが作り出す世界観についてレティシアは「シンデレラの物語はとても有名なお話ですが、そこにあるファンタスティックな要素をマジメにとりすぎず、毒を加えたりオリジナルなカタチで表現されているところが面白いと思いました。シナリオもこの話の後ろに隠れている女性の人生というテーマにも新しい解釈を与えていると思います。フィルムのなかでシンデレラはとても抑圧された環境にありますが、そこから驚くべきやり方で自由を獲得していきます。それを支える動機は自分と異なる文化、言語の男性と一緒に愛を成就させるという強い思いです。私はこれはとても美しい思想だと思いました。自由の先にある愛、をブシュロンが表現しています。なんといっても愛は普遍的なあらゆる分析を超えた強いもの。それが表現されていると思いました」と語り、すっかり魅了された様子。
高橋一生さんとの共演について「とても楽しいお仕事でスムーズに進んでいます。初めてお会いしたときから、高橋さんの人柄が伝わってきました。実は高橋さんに初めてお会いしたのは昨日で、森の中でのシーンでした。二回目にお会いしたとき、私は彼の腕の中にいました」と、茶目っ気たっぷりに明かしていました。

高橋一生さんとレティシア・カスタ。
レティシアと高橋さん共演の『Cinder Ella ~ある愛と自由の物語~』は5月24日(木)〜2019年3月31日(日)まで、「ブシュロン」公式HPほかオウンドメディアで公開されます。ぜひチェックを!