11日、米テキサス州オースティンにて毎年開催されている「サウス・バイ・サウスウェスト(SXSW)」にて、『レディ・プレイヤー1』のシークレット ファンスクリーニングが行われました。
今やコミコンに並ぶ一大イベントとなっている音楽・映画・テクノロジー関連の祭典SXSW。この日に合わせ、SXSWの開場には『レディ・プレイヤー1』の世界観を体験できる特設ブースなどが設置され、世界中のインフルエンサーたちが特別に招待されました。
今回のスクリーニングは、事前に知らされていないサプライズ演出であったこともあり、この事実を直前で知った来場者は歓喜の声をあげたそう。上映後の会場は大喝采とスタンディングオベーションが起こりましたが、さらなるサプライズが! スティーブン・スピルバーグ監督と、主人公ウェイドを演じたタイ・シェリダン、本作のヒロイン サマンサを演じたオリビア・クック、ウェイドやサマンサの大切な仲間トシロウを演じた森崎ウィンとエイチ役のリーナ・ウェイス、本作の敵役でウェイドたちの前に立ちはだかるソレント役のベン・メンデルソーン、脚本を担当したザック・ペン、そして原作者のアーネスト・クラインが舞台の袖から登場し、会場はさらなる興奮と熱狂に包まれました。
スピルバーグ監督は「まず今回の試写会は、おそらく私が経験してきたなかで最も緊張したものだったことを言わせてください(笑)」と少しおどけながら、「今まで、私はカメラの後ろから指示を出して映画を作ってきました。ですが、この映画は皆さんと同じように一観客として映画を作ると決めたのです。皆さんの隣に座って一緒に楽しむための映画を撮影するということは、皆さんのための映画を作っているということなのです」と語り、この作品は観客の目線に立って作り上げたことを明かしました。
さらにスピルバーグ監督は「私の妻はゲームっぽいストーリーが好きではないのです。なぜなら、彼女は一度もビデオゲームをしたことがないので。しかし、この映画のストーリーを渡した3日後、彼女は私のもとに来て、『選択の余地なんてないわ。絶対にこの映画を撮るべきよ!』と私に言ったのです。(笑)この物語を理解するためにゲームをする必要なんてないのです」とこの映画が一部のゲームやアニメ、そして映画ファンのためだけにあるわけではないことを語り、この映画を撮ろうと強く思ったきっかけについて「私の決め手は、原作にもあったウェイドとサマンサのドラマです。この映画は壮大なアドベンチャーであると共に、彼ら2人の成長の物語でもあるからです」と作品の魅力をあかしました。
『レディ・プレイヤー1』
4月20日(金) 全国ロードショー
配給:ワーナー・ブラザース映画
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