23日に発表されたアカデミー賞ノミネーションでウィレム・デフォーが助演男優賞候補に選ばれた『フロリダ/プロジェクト(原題)』が5月12日(土)より全国公開されることが決定。
監督・脚本は、全編iPhoneで撮影しロサンゼルスの街で暮らすトランスジェンダーの女性たちをポップに描いた『タンジェリン』(15)で世界中を驚愕させたショーン・ベイカー。
舞台は“世界で最もマジカルな場所”といわれるフロリダのディズニー・ワールドのすぐ近くにある安モーテル。フロリダの眩いほど鮮やかなブルーの空、モーテルのピンクやパープル。どこを切っても写真集の1ページになりそうな現実離れしたカラフルな世界で、その日暮らしを送るシングルマザーと6歳の娘の破天荒な生活、そして同じくモーテルで暮らす人々の一夏の物語を6歳の少女の視点から描き出します。
主人公ムーニーを演じたのは舞台となるフロリダ出身のブルックリン・キンバリー・プリンス。第二のダコタ・ファニングとの呼び声も高い天才子役は撮影当時6歳にして、本作で数々のブレイクスルー賞を受賞。ムーニーの母親ブレア役には、監督のショーン・ベイカーがインスタグラムで発掘した演技未経験で映画初出演となるブリア・ヴィネイト。そしてムーニーやモーテルで暮らすみんなの父親的な存在である管理人ボビーをウィレム・デフォーが演じています。
『フロリダ・プロジェクト』(原題)
5月12日(土)新宿バルト9ほか全国ロードショー
配給:クロックワークス
© 2017 Florida Project 2016, LLC.