人気ドラマ『グレイズ・アナトミー』でメレディス・グレイ役を演じているエレン・ポンピオ。このたび、ドラマを放送している米ABCとシーズン15、16の契約を更新し、テレビ界で最もギャラが高い女優になったそう!
『The Hollywood Reporter』によると、エレンのギャラは1年で2000万ドル+サインボーナスなど推定6〜700万ドル! 1エピソードあたりにすると57万5000ドルにのぼるとか! さらにエレンは演技だけでなく今シーズンの共同プロデューサーのひとりであり、『グレイズ・アナトミー』のスピンオフのエクゼクティブプロデューサーもつとめるとのこと。
しかしながら、TV界の最もギャラの高い女優への道は決して簡単ではなかったそう。エレンは「私は今、48歳で、年齢とともに、ついに自分にふさわしいものを求めることができるところに来たの。なぜなら私は他では最も重要な女優じゃない。14年間この役をやってきたから業界の認識はわかってる。でも真実は、シーズン1や2だったらだれでもうまく演じられるけど、14年後もうまくできるかしら? それってスキルなのよ」と語っています。
しかしながら、かつては、ギャラ交渉で、スタジオ側がパトリックを使って賃上げを阻んでいたことも告白。「あなたは必要ない、パトリックがいるからって、ずっと言われてた。パトリックに同じことを言っていたかどうかは知らない。私たちは契約について話し合ったことはなかったから。何度が協力しようとアプローチしたけれど、彼は全然興味を示さなかった」「あるとき、彼より5000ドル多く要求したの。だって、ドラマは『グレイズ・アナトミー』で私はメレディス・グレイだから。でも、もらえなかった。やめることもできたけど、しなかったわ。だって私のドラマで私がナンバーワン。多くの女優が同じことを感じたことがあると思う。なぜ1人の男のために私が素晴らしい役をやめなきゃいけないの? 葛藤はあったけど、“私は男性のせいで自分の家を手放すことはしない“と決めたのよ」。
こうして勝ち取った高額ギャラ契約ですが、年間で『グレイズ・アナトミー』の24エピソードを作る以外、他の作品には出られない契約になっているそう。監督業は楽しいけれど、子供と一緒にいる時間が減るということで、今はプロデュース業を楽しんでいると語るエレン。「演技は私には退屈。俳優はセットでは最も弱い立場だから、役を追いかけようとは思わない。それにこのトシでは非現実的よ」。
また、TIME’S UP運動について、「私たちはそれぞれのストーリーを共有して、どうやって変化をプロモートして自分たちの声を他の人々を助けるために使うか考えているわ」と語ったエレンは、「オスカー俳優でいっぱいの部屋に座って、彼女たちがどんな風に餌食にされて暴行されたを聞くのは怖ろしいことよ。そして私が選んだ道は自分にとって正しかったと確認した」と語っています。
「なぜなら、私は自分に金銭的にパワーをつけることを選んだので、私は女性を食い物にする人を避ける必要もないし、トロフィーを追う必要もない。全員に合うわけじゃないけど、演技することよりビジネスに興味を持たなきゃならない」と、困難に負けずに道を切り開き、テレビ界の最も稼ぐ女優に成り上がったことを明かしています。