セクハラへの抗議を訴えるため、女優のみならず多くの男優たちも黒一色の装いで登場した今年のゴールデン・グローブ賞。そんなセレブたちの多くが身につけていたピンが注目を集めています。
「TIME’S UP」という文字が書かれたピンは、1月1日にローンチしたセクハラ撲滅を訴えるイニシアチブ「TIME’S UP(タイムズ・アップ)」をプロモートするもの。この活動はハリウッドにおけるセクハラへの申し立てに呼応し、職場でのパワハラ、人種および性差別に立ち向かうための活動で、エヴァ・ロンゴリア、リース・ウィザースプーン、有名ドラマプロデューサーのションダ・ライムズ、アシュレイ・ジャッド、ナタリー・ポートマン、メリル・ストリープらも参加。ハリウッドだけでなく一般的な職場、ブルーカラーの職場、家政婦といった仕事で働く女性たちへの支援を目指しているとか。
『USA TODAY』によると、その活動へのサポートを表明する「TIME’S UP」ピンは、リースのご指名により映画の衣装デザイナー、アリアンヌ・フィリップスがデザインしたもの。アリアンヌは『The Hollywood Reporter』に「リースから俳優たちのグループに来るように頼まれたの。それに彼らは黒を来るからノミネートされた人、男性プレゼンターたちのためにピンを作れないかと言われたわ。たくさんの素晴らしい女性たちに会って、行動を呼びかけることができるのは光栄よ」と語ったとのこと。
そこからアリアンヌはLAのジュエリーデザイナーに声をかけ、「TIME’S UP」のロゴと500個のピンを2週間で作りあげたそう。そして先週金曜日に自ら身につけた写真をInstagramにポストしています。
そしてゴールデングローブ賞授賞式では、ジャスティン・ティンバーレイクだけでなく、プレゼンターをつとめたクリス・ヘムズワースも着用。
映画の部ミュージカル/コメディ部門男優賞を受賞したジェームズ・フランコ、映画の部ドラマ部門男優賞を受賞したゲイリー・オールドマン、テレビの部リミテッドシリーズ/テレビムービー部門男優賞受賞のユアン・マクレガー、テレビの部ミュージカル/コメディ部門男優賞受賞のアジズ・アンサリら多くの男性セレブが身につけて登場。
そして映画の部ドラマ部門の作品賞に輝いた映画『スリー・ビルボード』のみなさんも。
おしゃれセレブのサラ・ジェシカ・パーカーもウエストにワンポイントで身につけていました。
発足から約1週間で一気に知名度がアップした「TIME’S UP」。これからどう発展するか注目です。