7日、第75回ゴールデングローブ賞授賞式が開催。授賞式は海外ドラマ専門チャンネルAXNで独占生中継されました。
テレビの部
ドラマ部門作品賞は『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』
テレビの部では、出生率が低下し人口が激減した社会を舞台に、権利を剥奪され、子孫を残すための「侍女」として支配者 に仕える女性たちを描いた『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』が作品賞を受賞しました。本作は、主演のエリザベス・ モスが女優賞も受賞しており、合計2部門での受賞となりました。
リミテッドシリーズ/テレビムービー部門は『ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~』が最多4部門受賞
リミテッドシリーズ/テレビムービー部門の作品賞を受賞したのは、ニコール・キッドマンとリース・ウィザースプーンが共演、デヴィッド・E・ケリー( 『アリー my Love』、『ハリーズ・ロー 裏通り法律事務所』 )が脚本/製作総指揮を手掛ける話題作『ビッグ・リトル・ライズ ~セレブママたちの憂うつ~』。作品賞のほか、 ニコール・キッドマンが女優賞、ローラ・ダーンが助演女優賞、アレキサンダー・スカルスガルドが助演男優賞を獲得し、最多4部門での受賞を獲得しました。
映画の部
最多受賞は『スリー・ビルボード』
映画の部では、何者かに娘を殺害された母親が、犯人が逮捕されないことに業を煮やし、町外れに巨大な広告看板を設置したことから巻き起こる人間ドラマを描いた『スリー・ビルボード』が、ドラマ部門作品賞、女優賞(フランシス・マクドーマンド)、 助演男優賞(サム・ロックウェル)、脚本賞の最多4部門を受賞しました。
監督賞を受賞したのは、冷戦下のアメリカを舞台 に、政府の極秘研究所で清掃員として働く女性とそこに運び込まれた不思議な生き物との交流を描く『シェイプ・オブ・ウォー ター』のギレルモ・デル・トロ監督。「怪物たちに感謝」という監督らしいスピーチで会場を沸かせました。
TIME’S UP
「TIME’S UP」をキーワードに、セクハラや性差別撲滅を訴える俳優たちが黒いドレスや衣装を着用 。映画業界に潜むセクハラ問題や不平等に終止符を打とうという想いをこめた、「TIME’S UP」という運動も広がっており、女性俳優だけではなく、多数の男性俳優もこのメッセージが書かれたピンバッチを着用して授賞式に出席しました。アフリカ系アメリカ人女性として初めてセシル・B・デミル賞を受賞したオプラ・ウィンフ リーは「Me Too」「TIME’S UP」のキーワードを使って、女性の人権平等を訴える力強いスピーチを行い、会場ではスタンディ ングオベーションが巻き起こり、感動の拍手に包まれました。
受賞結果一覧は、AXNウェブサイトでチェック。
第75回ゴールデン・グローブ賞 授賞式」 【HD字幕版】
海外ドラマ専門チャンネルAXNで1月13日(土)昼12時~放送