27日、映画『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』の記者会見、舞台挨拶に主演のジェシカ・チャスティンが登場しました!
『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』は第二次世界大戦中のポーランド・ワルシャワで動物園の園長夫妻が、ユダヤ人を動物園の地下にかくまい、300人もの命を救った姿を描いた知られざる感動実話。ジェシカは強さと優しさを兼ね備えた美しい主人公アントニーナを演じています。
『ゼロ・ダーク・サーティ』ではアカデミー賞主演女優賞ノミネート、『ヘルプ〜心がつなぐストーリー〜』では助演女優賞にノミネートされた経験を持つジェシカは、ハリウッドきっての美貌と演技力の持ち主としても知られています。
記者会見で、ジェシカはこの作品の主人公アントニーナについて「彼女はヒーローですが、武力で闘うヒーローではなく、愛と思いやりで人々を救ったヒーロー。これは今日の私たちにとってとても重要なことでヒーローを再定義するものだと思う」とコメント。
さらに「アントニーナはとても普通の女性で、彼女は自分の命だけでなく家族の命も危険にさらして、自分が正しいと思うことをやりました。映画を見れば、政治家、有名俳優である必要はなく、誰にでもできることだと感じていただけると思います。私たちは多くの人々の人生によいものを分け与えることができる。アントニーナは愛と思いやり、生きとし生けるものはすべて奇跡でギフトであるという思いで世界を変えました。この作品を見て、自分にも何かできると感じていただけるとうれしいです」と、この映画に込めたメッセージを明かしました。
続いて、舞台挨拶に登場したジェシカは、たっぷり時間をかけて客席の人々との握手やサインにこたえ、夜9時頃ではありましたが、「オハヨウ」と今回覚えた日本語でご挨拶。
動物園が舞台ということで、動物たちもたくさん出てきますが、ゾウの赤ちゃん以外はCGを使わず、ジェシカ本人がスタントなしで演じたそう。ジェシカは「とても楽しかった」と動物との共演を振り返り、「お母さんゾウのリリーはとてもユーモアあふれる性格で楽しい時間を過ごしました。お産のシーンがいちばん好きなシーンなのですが、撮影では赤ちゃんゾウは人形なのでリリーは全然興味を示してくれなくて。でも私はリリーがリンゴが好きなのを知っていたので、自分のまわりにリンゴをたくさん隠しておいたの。そうしたらリリーが鼻を巻き付けてきたんです。映画ではとてもドラマチックなシーンですが、実はゲームだったです」と撮影裏話を話してくれました。
舞台挨拶にはサプライズゲストとして書道家の武田双雲さんが登場。映画を見て感銘を受けた言葉「慈愛」をその場で書きあげ、ジェシカもその様子を感動の面持ちで見ていました。
そんな武田さんは「今日、LAに家を買ったんです」とサプライズ発表。「もしかしたら、ジェシカさんとご近所かも」と話すと、ジェシカは「私、NYに住んでます」とまさかの返答。「でもLAはよく行きますから、今度ランチでも」とフォローしていました。
『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』
12月15日(金)よりTOHOシネマズみゆき座他にて公開
配給:ファントム・フィルム
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