24日、映画『ブレードランナー2049』のジャパンプレミアが行われ、デッカード役ハリソン・フォード、ブレードランナー“K”の恋人ジョイ役のアナ・デ・アルマス、最強女性レプリカントのラヴ役シルヴィア・フークス、そしてドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が登壇しました。
昨日の記者会見に続き、TOHOシネマズ六本木で行われたプレミア上映会場にハリソン、アナ、シルヴィア、ヴィルヌーヴ監督はファンの大歓声に迎えられて登場。
35年ぶりにリック・デッカードを演じたハリソンは、「前作での監督リドリースコットから電話がかかってきて、出演する気があるかどうか聞かれた時には驚きました。彼は電話をしない人なので」と、最初のきっかけを明かし、おくられてきた脚本を読んで、ライアン・ゴズリングが演じるブレードランナー“K”とデッカードとの人間関係、絆が興味深く、さらに監督、スタッフに有能な人々が集まったことも魅力だったと語りました。
前作は2019年が舞台で、日本の新宿からインスパイアされていたと言われており、今作にも日本の影響があるのかどうか気になるところ。ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督は「前作は日本文化の影響がとても顕著でした。今作はそれを受け継いでデザイン、建築などを全編を通して日本の影響が感じられると思います。広告、看板に注目してくださいね。日本的なものがあると思います」と語り、監督をやることが決まり、ライアン・ゴズリングから初めて言われたことが、「新宿に行ったことあるか?」だったと笑いながら振り返りました。
劇中で最強女性レプリカントを演じたシルヴィアは「この役に決まった翌日からトレーナーが月、週6日毎日6時間トレーニングしたんです。それで外見も中身も強い人間になりました。大変でしたが、おかげで変身できました。マーシャルアーツも半年やりました。それでこの映画でのファイトシーンも演じることができたんです」と役作りについてコメント。
そして、アナはジョイ役について「脚本を読んだ時、ジョイは私にとって完全にミステリーな人間で、どう演じたらいいのかわからなかった。とても複雑な役で彼女が象徴しているものと気持ちは真逆なんです。監督、ライアンとも話し合って役を作り上げました。とても難しい役でしたが、楽しくできました」とキャラクターについて語ってくれました。
そして最後にハリソンは「この映画はストーリーがとても練られていて、デッカードは行動を通して物語を語っていきます。今作ではもっとキャラクターを広げていくことに専念しました。この映画はとてもスペシャルで厚みがある。参加できてうれしく思っています」と作品の魅力を語りました。
『ブレードランナー 2049』
10月27日(金)全国ロードショー
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント