17日に開催された第69回エミー賞受賞式で、米国Huluオリジナル作品『The handmaid’s Tale(原題)』がプライムタイム・ドラマシリーズ部門の作品賞、主演女優賞、助演女優賞、監督賞、脚本賞を受賞しました!
『The handmaid’s Tale(原題)』はカナダ文学界の巨匠マーガレット・アトウッドのディストピア小説で、1985年に出版されるやベストセラーとなり、カナダ最高峰の文学賞である総督文学賞をはじめ数々の賞を受賞し、1990年には映画化されました。2017年4月に米国Huluで配信開始されるとすぐに話題騒然となり、「見るべき」(ワシントンポスト紙)「この春で最高のドラマ」(ハリウッド・リポーター誌)など多くのメディアから賞賛を浴びました。
環境汚染により少子化問題が深刻化した宗教主義国ギレアド共和国では、富裕層以外の健康な女性は子作りのために侍女として上位階級の司令官に仕えることが決められています。このドラマはそんな恐ろしい世界で侍女として仕えるオブフレッド(エリザベス・モス)の人生を描いています。地上波テレビでは描くことができない、女性を“性奴隷”として扱ったテーマは世界に衝撃を与えるとともに、宗教や圧政で女性の人権が侵害されることへの批判を含み、現代のアメリカで幅広く受け入れられ大ヒットしています。
オブフレッドを演じるのは『マッドメン』『トップ・オブ・ザ・レイク』に続き、このドラマで8度目のエミー賞ノミネートを果たした、賞レースの常連エリザベス・モス。体当たりの演技を披露しています。
『The handmaid’s Tale(原題)』
2018年、Huluにて独占配信
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