万里の長城を舞台にした伝説の戦いをハリウッドの最新技術を駆使した映像で表現したアクション超大作『グレートウォール』のLAプレミアが行われました。
15日に行われたLAプレミアには、金や名声のためにより強力な武器を求めて万里の長城へたどり着く戦士ウィリアム役を演じたマット・デイモン、チャン・イーモウ監督、ウィリアムのかけがえのない戦場のパートナーであるトバール役を演じたペドロ・パスカル、万里の長城に潜む謎の男バラードを演じたウィレム・デフォー、長城を守る軍の女性司令官リン役のジン・ティエン、といった超豪華スタッフ・キャスト陣が一堂に会しました!
マットは大迫力アクションが壮大なスケールで描かれる本作について「僕がこれまで関わった映画でも最高の規模だよ。これまでに他の大作にも関わってきただけど、この作品は飛び抜けているね。撮影には100人もの通訳がいたんだ。だからセットにいくと軍隊に入ったみたいだったよ。圧巻だった」とコメントし、作品を楽しみにしている観客へ「スペクタクルなシーンや展開が満載だし、敵が壁を襲い人間が壁を守る、迫力あるシーンだらけだ。とにかく観客には楽しんでほしい」と熱いメッセージを送りました。
チャン・イーモウ監督は「中国とアメリカのフィルムメーカーがここまで密に共同作業したのは初めてといえる作品だから、これが偉大なスタートとなることを願っているよ」と喜びをあらわにし、本作の見どころについて問われると「スケールの大きい戦闘シーンやモンスターのシーンももちろんだけれど、マット演じるウィリアムの変化と成長、彼が欲を捨てて仲間を信じてヒーローになっていく姿、そこから観客の皆さんが何か受け取ってくれることを願っているよ」と壮絶なアクションシーンだけでなく主人公ウィリアムの成長についても描かれた本作の魅力をしっかりアピール。
ウィリアムと戦場のパートナーであるトバール役と務めたペドロ・パスカルは、プレミアに参加したことについて「信じられない気分だよ。昔から、妹と一緒に好きな映画を選んでは、チャイニーズ・シアターで行われるプレミアに来てたんだ。本当にエキサイティングだよ」と興奮した様子でコメント。かねてよりイーモウ監督の大ファンであり、今回の出演も熱望していたそうで「彼は素晴らしいよ。僕のこれまでの人生において、チャン・イーモウは最も好きな映画監督の一人で、彼の映画を全部見ているよ。イーモウとの仕事が現実になって、夢がかなったという感じだ」と尊敬するイーモウ監督に熱すぎるほどの敬意を表しました。さらに今回の撮影については「僕のキャリアでも最高規模の作品のひとつになると思う。子供の頃に描いだイマジネーションの世界にいるみたいな感じだった。これまで様々な経験をしてきたあのマット・デイモンですら、“自身のキャリアで最も規模の大きい撮影セットだ”と言っていたくらいだから」とかなり圧倒された様子だったとか。
万里の長城に潜み、ウィリアムとバラードに手を貸そうとする謎の男バラードを演じたウィレム・デフォーは、イーモウ監督について「彼はさまざまな種類の映画を作ってきたし、それらはすべて美しい映画だ。彼と一緒に、中国でこの大規模な映画で関わることが出来たのは、本当に素晴らしいことだったし、そのような機会を得られたことに感謝したい」とイーモウ監督の作品に出演した喜びを語りました。またスケール感たっぷりに描かれる本作について問われると「何と比較したらいいかわからないよ。CG効果でスケールを大きく見せているだけじゃなくて、本当にスケールが大きいんだ。何千人ものエキストラを使ったし、撮影セットのサイズも巨大だし、この作品の規模と比較できる映画は思いつかないよ」とコメントしました。
長城の軍に属する女性司令官リンを演じたジン・ティエンは、本作へ参加したことについて「チャン・イーモウ監督と仕事ができて光栄だった。彼は世界的に見て最も偉大な監督の一人だと思うし、彼と仕事との仕事は夢が叶ったようだわ」と誇らしげにコメントし、最後に「観客の皆さんがこの映画と、その題材である古代中国を好きになってくれたらうれしいわ。本作は豊かな中国の歴史を表しているの。たとえば、人々の性格、勇敢さ、意志の強さ、賢さなどよ」と万里の長城に秘められた伝説が明らかになる本作の舞台となった中国の魅力について語りました。
『グレートウォール』
4月14日(金) 全国ロードショー
配給:東宝東和
公式サイト
©Universal Pictures