2日、アンジェリーナ・ジョリーが、難民のアメリカ入国を制限する大統領令に反対するエッセイを『The New York Times』に寄稿。
国連難民高等弁務官事務所の特使として長年、積極的に活動しているアンジーは、「難民たちは戦争の怒り、または迫害に巻きこまれた男性、女性、子供たちです。彼らはテロリストからはほど遠く、しばしば彼ら自身がテロの犠牲者なのです」と、難民の多くはテロリストではないこと述べ、「私は最も弱い人々にシェルターを与えてきた私たちの国の歴史を誇りに思っています。アメリカ人は人権が文化、地理、民族、宗教を超えるという考えを守るために血を流してきました」と、自分の国を誇りに思うと綴っています。
そして、世界的な難民危機とテロの脅威により、国の安全は重要であること、その対策は「恐れではなく、事実に基づいたものでなければならない」と冷静に指摘。
「外国で生まれ、アメリカ市民であることを誇りに思っている6人の子供たちの母親として、彼ら、この国の子供たち全員に、私たちの国は安全であることを知って欲しいと心から思います。しかし、亡命の資格がある難民の子供たちに、彼らの立場を訴えるチャンスがあることも知って欲しい」とも述べています。
過去にも、乳がん予防のために乳房切除手術を受けたことを、『The New York Times』で明かし、遺伝子検査への人々の関心を高めたアンジー。これまでマドンナに「むかつく」、メリル・ストリープに「過大評価されている」と、こまめに反応してきたトランプ大統領ですが、これにはどう反応する? 注目です。