マーベル・スタジオの最新作『ドクター・ストレンジ』の世界公開を目前に控え、作品のなかでも重要なシーンの舞台となった香港で、主演のベネディクト・カンバーバッチをはじめとするスタッフ・キャストによる記者会見が行われました。
この作品の主人公は、傲慢で天才的な外科医でありながら、不慮の事故で両手の機能を損なわれ、すべてを失ったスティーヴン・ストレンジ。絶望の淵にあった彼は、魔術に救いを求め、壮絶な修行と強大な敵との死闘を経て最強の魔術師ドクター・ストレンジへと生まれ変わっていきます。
記者会見には、主人公ドクター・ストレンジを演じたベネディクト・カンバーバッチに加え、ストレンジに神秘の力をみせ最強の魔術師へと目覚めるきっかけを与えた、ストレンジの師エンシェント・ワンを演じたティルダ・スウィントン、スコット・デリクソン監督、プロデューサーのケヴィン・ファイギが参加。
ベネディクトは「傲慢で自信にあふれていた男が、事故ですべてを失い、絶望の淵から徐々にスーパーヒーローへと再生してゆくという大変難しい役だったけど、今までで一番楽しい役になりました。ぜひ、観客の皆さんにこの物語をストレンジと一緒に体験して欲しいです」とコメント。「スタントは自分でかなりやりました。ワイヤーで吊るされたり、戦いのシークエンスでは走ることが非常に多かったです。これだけのアクションは初めてでした。肉体的には大変でした。大作ですが、その日その日の撮影分のことを考え、問題を解決していきました。脚本が素晴らしくケヴィンもスコットも最高のコラボレーターでした」と語り、“もし魔術が使えたら何をしたい?”との質問には「ワイヤーなしで飛べるようになること」とユーモアを交えて答えていたそう。
また、記者会見の終わりに記者から「この映画はマーベル史上最高?」と質問されたベネディクトは「もちろん100%!」と笑顔で答え、大きな拍手がおくられたそうです。
『ドクター・ストレンジ』
2017年1月27日(金)全国ロードショー
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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