16日、アンジェリーナ・ジョリーがドナルド・トランプのイスラム難民に対する発言を批判したそう。
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)特使のアンジーは、ロンドンでBBC開催された難民問題に関するイベントで増大する難民危機についてスピーチ。その主な内容は増大する難民危機についてだったのだけれど、『Vanity Fair』によると、そこで出席者から米大統領選挙で共和党候補指名を確実にしたドナルド・トランプについて、どう思うか質問されたのだとか。トランプ氏といえば、イスラム教徒のアメリカへの入国禁止を提案するなど、過激な発言で知られるけれど、アンジーはその質問に「私にとって、アメリカとは自由のために、特に宗教の自由のために世界中からやってきた人々が作った国です。大統領になろうという人物から、このような発言が出てくるとは聞くに堪えません」と語ったとか。
さらに、アンジーは難民に対する多くの政策担当者の態度が対照的であることを強調。「一方で人々は開かれた国境を求め、他方ではすべての難民、もっと悪いことに特定の難民グループの完全な排除を求めています。もし、宗教、人種、民族で難民を区別するならば、我々は人間性の基礎テストに落第することになります。難民に会うとき、私は彼らをイスラム難民、クリスチャン難民またはヤジディ難民とは思いません。彼らは母親、父親、息子、そして娘なのだと考えます。この惑星で平等な権利、尊厳を持つ人なのです」と語ったそうです。